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旅のスケッチ・・城端にて弟を友を思う。

城端、越中と飛騨の境目といった所だ。

大学同級Kの実家が福光なので何度か通った。

今や東海北陸道ができ快適に難なく行けるが、

当時は国道156号線を名古屋から北上

川沿いに深い谷を抜け、とても危険な所が多く

それが却って冒険心を誘ったものだ。

白川郷を過ぎて庄川沿いを抜け、五箇山辺りは特に酷い道で、

当時の愛車ミニクーパーで暗い夜道を難儀な思いで走った。

ある時、弟同行の帰路、御母衣湖沿いのトンネル手前にて

ファンベルトを切らしスペアもなく一晩、車中で過ごした。

今から45年ほど前のことだがとても懐かしい。

この辺りを通る時はいつも今は亡き二人の事を思う。